この記事を読むのにかかる時間 < 1

はじめに

簿記3級のネット試験は、受験者にとって大変便利な試験形式です。忙しい方でも比較的時間を取りやすく、合格に向けて取り組みやすいと言えます。しかし、ネット試験であるために、受験前に知っておくべき準備や注意点があります。ここでは、簿記3級ネット試験に挑戦する前に知っておきたい準備と注意点を徹底解説します。

ネット試験の特徴と簿記3級ネット試験の概要

簿記3級ネット試験は、専用のプログラムを利用して、インターネットを通じて試験を受ける形式の試験です。

あなた

自分のPCで受けられるってこと?

このように考える方も多いと思いますが残念ながら自宅などで自分のパソコンで受けることはできません。

「試験センター」と呼ばれる資格試験を受ける会場が日本各地にあり、商工会議所によって指定されているところで受験をすることが可能です。

何が普通の試験と違うのか?

試験日時、試験の受け方、合否の受け取り方

試験日時

試験日時については従来の試験では年3回のタイミングで受けなくてはいけませんでした。

ネット試験では試験センターが提示している日時であればいつでも受けに行くことが出来るようになりました。

現在2023年3月時点では6月分目での予約をほぼ毎日受け付けていました。

約4か月間の予約をいつでもできる!

予約は商工会議所のホームページからネット試験について調べると
日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

このようなサイトが出てきます。ここから自分の地域のテストセンターの空席情報を見ることが出来るのでチェックしてみてください。

ネット試験の試験センターはあまり席数が多くない場合もあります。自分の都合のいい場所が少ないという場合には早めに予約をすることをお勧めします。

試験の受け方

試験の受け方についてです。

通常の試験は皆さんが想像しているようにメモをしながら電卓をたたいて、解答を回答欄に記入するという形になります。

しかし、ネット試験では残念ながら問題用紙に直接メモを入れることはできません。
まず問題用紙というものが存在しません。

問題も解答欄もすべてパソコン上に表示

パソコンの操作については、試験前に配られる注意書きのようなものを見れば誰でもわかるものとなっているので安心してください。

解答の仕方は「勘定科目を選ぶ。(もしくは自分で考えて入力)」、「数字を入力(カンマなしで可)

というのが基本的な流れになります。参考書などで練習できるプログラムがついている場合は練習してみるといいかもしれません。【2023年最新版】初心者でもわかりやすい!簿記3級参考書を徹底比較!!こちらで紹介しています。

試験には

身分証明書(氏名、生年月日、顔写真のいずれも証明できるもの)
電卓(計算機能のみのもの)

のみが必要です。メモ用紙と筆記用具は貸し出されるのでもっていかなくて大丈夫です。

会場内には受付で指示されたものだけ(基本は電卓のみ)をもって受験しに行きましょう。

合否の受け取り方

とても重要な合否の発表についてですが、合否は受験後すぐにパソコン上に表示されます。

パソコン上には試験時間がずっと表示されていて、好きな時間で終了を押すことが出来ます。
終了すると即座にパソコンがその解答を処理して採点、その場ですぐに表示までしてくれます。

合否については紙で印刷して受けとり、付随のQRコードから証明書を発行できるようになります。

すぐに受験結果が知りたい!
合格通知が早くほしい!

という人にはおすすめです。

デジタル合格証用のQRコード付きのスコアレポートがもらえる

履歴書などには紙の試験と同様の扱いとして記入することが出来ます。

(デジタル合格証とスコアレポートの違いについては注意点のとこで解説しています。)

ネット試験の申込方法は?

先ほども紹介しましたがまずは日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイトこちらで確認をするが一番早いです。

会場問い合わせ方式というやり方もあり、そちらは手数料が無料でできますがインターネット一つで出来るのでインターネット方式を使われる人が多いと思います。

支払いは「クレジットカードもしくはコンビニ/Pay-easy払い」になります。

受験料2,850円(税込み)+事務手数料550円(税込み)=3,400円

ネット試験での注意事項

注意事項がいくつかあるので確認しておきましょう。

商工会議所のホームページにも記載されていますが

試験内容、採点に関する質問、答案の公開、返却には一切応じてくれません。

通常の紙の試験の場合でも2020年度までは持ち帰れましたが、ネット試験の導入に合わせて禁止されています。
つまり自分でどこを間違えたのかや、何が答えだったのかを確認することは不可能だということです。

模範解答のほうも公開はしないとされているので解いたら解きっぱなしになります。

更にスコアレポート(成績表)の再発行もありません。

スコアレポート・・・どこで何点取ったのかが表示されている成績表

デジタル合格証・・・合格証書(CBTのマイページからいつでもダウンロードできる)

という違いがあるので正直なくしても大丈夫ですが、再発行はないので注意しましょう。

ネット試験で合格するためには

ネット試験で合格を手にするためにはやはり勉強をしっかりする必要があります。

高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記3級講座
資格大原は高い合格実績があり、ネット試験についての情報のアドバイスなども周りの合格者たちからもらうことが出来ます。一人で学習を進めていくが不安な方に特におすすめです。

資料請求は無料でできますのでぜひこの機会にどうぞ!!